クラリティ(Clarity )は無料ではある。それ間違いない。しかし使用にあたって、いくつかの制限があるのでここで紹介する。これをデメリットととるか?アナリティクス(GA4)も目標設定やイベント保持に制限があるではないか?あまり目くじらを立てるほどのことではない。
引用元:https://docs.microsoft.com/en-us/clarity/faq
1)マイクロソフトクラリティのヒートマップに関わるデータはは90日間保持されます。
*月次でデータを保存しておこう。
2)マイクロソフトクラリティのヒートマップに関わるデータは最大1000ページとなります。
3)マイクロソフトクラリティはクリックやマウスオーバー時のメニューの動的な変更に対応してません。
4)マイクロソフトクラリティは40,000 ピクセルまでレンダリングできます。
*例えばページの高さ4,0000ピクセルまでページを描写できる、ということ。
続いて疑問点
Q1:スクロールヒートマップに出てくる横線は何を意味しているのか?
下記イメージの「75%」とは?(他に50%、25%もあり)
A:スクロールヒートマップの「75%, 50%, 25%」はページのパーセントではなくユーザーのパーセントを示しています。おおよその数字です。正確な数字はマウスオーバーした「Users reached this point」で確認してください。
下記イメージが「 Users reached this point 」。
*「おおよそ」というのは筆者が追加した。実際 「75%, 50%, 25%」の横線と と Users reached this point」 で示した数字がずれているため。
引用元:https://docs.microsoft.com/en-us/clarity/scroll-maps
Q2:GA4に対応しているのか?
A2:対応している。具体的なGA4連携設定方法はこちら。
Q3:アナリティクスとクラリティーで計測されているセッションが異なる
A3: この差異にはいくつか考慮しなければならない点があります。
1)Clarity はのタイムゾーンは UTC であり、 GA はユーザーが設定したタイムゾーンでデータが計測されている。
2)Clarity もしくはGAどちらかでタグの未設定なページがある。
3)Clarity もしくはGAどちらかでフィルタが適用されている。
4) Clarity もしくはGAどちらかで期間設定が異なる。
*上記4つにあたはまらないようなケースが散見される。
そのような時、例えば、アナリティクスを使った定期レポートではその継続性を考えてアナリティクスのセッションを使うのが良いだろう。