日本語URLといいますか、マルチバイト文字URLに対応したGTM変数テンプレートのβ版を提供します。これまで日本語が含まれているURLをGA4のレポートや探索で表示させると文字化けが発生し、場合により、文字化け部分のセルが表全体を支配し、分けわからない状態となっていました。
これを解消するため、日本語URLに対応した変数テンプレートβを作成しました。 日本語URLに対応した変数テンプレートβ には j_code.tpl と j_code_q.tpl の2種類あります。
1.日本語表記のパスに相当する箇所がGA4上で日本語で表示されます。( j_code.tpl )
※ お勧めしたい方: 高基数ディメンションが気になるので、ざっくりしたデータを取得したい
2.日本語表記のパスとクエリに相当する箇所がGA4上で日本語で表示されます。( j_code_q.tpl )
※お勧めしたい方:クエリ付きの細かいデータも含めてデータを取得したい
これによりこれまでGASで処理していたレポートがそのような処理なしでGA4上で確認できるようになります。
この日本語URLに対応した変数テンプレートを β版 として無料で提供します。
※使用に当たっては自己責任でお願いします。アジアスターズ株式会社では一切の責任を負いません。
※二次配布はお控えください。
※使用感の確認の為、弊社よりメールが送信される場合がありますので、ご回答をお願いします。
※ GTMコミュニティ テンプレート ギャラリー申請中です。
懸念事項(2023年6月現在)
・GTMでの処理でページの表示に時間がかかる可能性
・今後GA4がデコード(日本語化)に対応した場合、本変数は使い勝手が無くなる
・高基数ディメンション問題。 高基数ディメンションの場合、行数の上限に達する可能性
「 日本語URLに対応した変数テンプレートβ 」(j_code.tpl)または (j_code_q.tpl) を使ってみたい
「 日本語URLに対応した変数テンプレートβ」 (j_code.tpl)または (j_code_q.tpl) ご使用希望の方はお問い合わせください。
※お問い合わせに際しまして、会社名・ご担当者名を明記してください。
※応募多数の場合、配布に制限がかかります。テンプレートはいずれか1つのみ応募可能ですので、ご希望のテンプレートを明記してください。
設定方法
変数テンプレートβ版 の受信
希望者にはメール添付にて「 日本語URLに対応した変数テンプレートβ (j_code.tpl)または (j_code_q.tpl) 」を添付して送信します。
※以下は j_code.tpl を例にして設定に関わる一連の流れをご紹介です。
j_code_q.tplの場合も同じです。適宜置き換えてお読みください。
j_code.tpl のインポート
GTMのテンプレートクリック
テンプレート右上「新規」クリック
右上点が縦に三つ並んだ箇所をクリック
インポートより、受信した 日本語URLに対応した変数テンプレートβ (j_code.tpl)」 をインポート。そのまま「保存」してください。
変数設定
ユーザー定義変数から「カスタムテンプレート」「j_code」選択。
j_code2と名前を付けて保存
GA4イベントタグ設定
設定タグ:GA4
イベント名:jcode_event
イベントパラメーター名:j_path
イベントパラメーター値:{{j_code2}}
トリガー:All Pages
ここからはGA4の設定です
GA4カスタム定義から、カスタムディメンション作成。
設定内容は以下の通り 。
※GTMで設定したイベントパラメーター名を踏襲します。
ディメンション名: j_path
イベントパラメーター名: j_path
GA4ディメンション設定
二言アドバイス
1:ここまでの設定はしっかりチェックしてください。
2:設定後24時間お待ちください。
データの確認(サンプル)
GA4探索で必要な指標を設定します。ここではシンプルな例を提示します。
※表示回数は指定できません。代わりにイベント数で設定します。
※GTMで設定したイベント名とイベントパラメーター名に合わせます。
セグメント:jcode_event
ディメンション:j_path
セグメントはイベントで指定します。
日本語表示のパスをディメンション設定したデータが確認できました。
以上です。
FAQ
Q:not set が表示されます。
GTMの設定とGA4デカスタムディメンション設定にタイムラグがあるとnot set が出るケースあります。日を置くと解消されます。