何故にクラリティーとアナリティクスを連携させるのか?その意味を見いだせていなかった。

実際にこの連携無しでもクラリティーのダッシュボード・ヒートマップは使えるので、何故この設定が存在しているのか?意味が分からなかったのだ。

今回その意味が判明した。結論を先に言ってしまう。クラリティーのユーザーIDを使うと、クラリティーとアナリティクスの両方で同じユーザーのページ内の動き(クラリティーのレコーディング)及びページ間遷移の状況(アナリティクスのユーザーエクスプローラー)を確認できる。

今回はクラリティーのUser IDである co59** を例にして話を進めてみる。
ちなみに初めのうちはクラリティーのUser IDがアナリティクスのクラリティー関連のイベントアクションに相対するのでは?と思ったこともあったが、これがことごとく違っていた。

User ID
クラリティーのUser ID
アナリティクスのイベントアクション
アナリティクス 行動メニュー イベントアクション

しかし、しかしである。理由も無いのにそんな連携機能があるはずはないのだ。
特定のユーザーのデータを抽出する仕組みがあるはずである。

やはり、その仕組みはあった。

アナリティクスのClarity Playback URL である。この中にクラリティのUser IDが組み込まれていた。
この Clarity Playback URL は連携すると組み込まれるカスタムディメンションだ。なお、この Clarity Playback URL はクラリティーのレコーディングを示していて、クリックすると当該ユーザーの動きを確認できる。

クラリティー

特定のユーザIDにフィルタをかけてヒートマップやレコーディングを確認する。例えば、ページ内のどのエリアを見ているのか?どこまでスクロールしているのか?どこをポインターでなぞったか?等を確認する。

クラリティーのユーザーIDはどこにあるのか?
レコーディングの左メニュ部分。各セッションのmore details で、でてくる。

more details

フィルタはどうやってかけるのか?
フィルタアイコン、当該ユーザーID入力、Applyでかける。

フィルタ
フィルタ
ユーザーID
ユーザーID入力
Apply
Applyボタンクリック

下記イメージはクラリティーのレコーディングのキャプチャ。下部にオレンジ色の円が確認できる(これはクリックを意味している)

クラリティーのレコーディング

アナリティクス

セカンダリディメンションで特定のユーザーID(ここではClarity Playback URLを使う)を指定し、PV数・離脱率等を確認するのも良い。(クラリティーのダッシュボードと重なるデータはあるだろう)だが、特定のユーザーにフォーカスしてデータ取りをするのにはユーザーエクスプローラーが最適だ。ユーザーの流れ(セッションから閲覧ページ等)をビジュアルで表示させてくれる。

セグメントで Playback URL 指定

セグメントでClarity Playback URL 指定

ユーザーエクスプローラー

ユーザーエクスプローラーでユーザーの動きを確認

2021年10月連携につきアップデートがあったので追記する。

1.アナリティクスのセグメントがクラリティーで適用可能となった。

セグメント

Recordings 限定のようだが確かにセグメントボタンをクリックするとアナリティクスのアイコンとともに各セグメントが表示される。

2.Google Analytics メニューが表示されるようになった。

トラフィックデータ

確認できる情報は少ないが、チャネルや参照元/メディア別セッションなどのデータが表示されている。

以上である。