アナリティクス4(GA4)のユーザープロパティーについてザックリ言うと、ユーザー単位で自動で収集されるデータ及び、手動で収集されるデータの総称。

自動で収集されるデータとして例えばAge 、Country 、Device Category等がある。手動では例えばユーザーID(UID)がある。会員登録させて、UIDを発行し、そのUIDで各ユーザーのサイト内行動を把握できるようにする。

イベントと違い、ユーザープロパティーはタグマネージャー(GTM)の設定が必須である。

各ページに配置されたUIDをタグマネージャーに送るデータレイヤー

ユーザーのログイン時に当該顧客番号が$Cnumberに送信される仕組みを構築しておく。

print '<script>';
print 'window.dataLayer = window.dataLayer || [];';
print 'dataLayer.push({
\'uid\':$Cnumber        
});';
print '</script>';

下記は顧客番号1番のユーザーがログインしていることを示している。
*当該ユーザーがブラウザのページソースを確認するとこのように見えている。

データレイヤー

UIDを受け取るタグマネージャーのデータレイヤー変数

この変数(uid)に顧客番号が代入される。

データレイヤー変数

タグマネージャーのタグでプロパティー名と値をセット

GA4設定タグにてフィールド名・ユーザープロパティーを設定。
フィールド名:user_id が 変数uid({{uid}})を参照するようにセット。
ユーザープロパティー名 : user_id_d が 変数uid({{uid}})を参照するようにセット。
* user_id は予約語であり、 ユーザープロパティー名 としては使えない。

タグマネージャー設定

トリガーはAll Pages

GA4でのユーザープロパティー名設定

GA4設定からカスタム定義。カスタムディメンションを作成。
ディメンション名:user_id_d
スコープ:ユーザー
ユーザープロパティー:user_id_d
user_id はそもそもユーザーを示す顧客番号であるuid を参照しているので、スコープはユーザーである。

カスタム定義
カスタムディメンションを作成
ディメンション名・ユーザープロパティ設定

探索で確認

探索
行
値

user_idを探索で設定・確認。
*別途GA4向けのe-commerce設定が必要。

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